先日、Nagi(ナギ)という名前の生理用品の新ブランドがスタートしました!
はくだけの生理用品、ナプキン不要の吸水ショーツ。
https://nagi-jp.com/
🍃はくだけの生理用品🍃
— Nagi (@Nagi_officialJP) May 27, 2020
Nagiはわたしたちの身体ともっとうまく付き合うために生まれた、1枚でも使える吸水ショーツです。🍃洗うことで、何度もくり返し使用することができます。
経血量やライフスタイルに合わせて選べる3タイプをご用意しています。こちらからチェック👉https://t.co/spoGPqC6e6 pic.twitter.com/dNPAATf88d
和ぎ、凪、薙ぎ、梛。
ナギといえば熊野の御神木ですし、それに生理ということであれば、熊野の神様と和泉式部の歌のやりとりが思い浮かびます。
平安時代中期の女流歌人・和泉式部が熊野詣をして、あと数kmという所まで来たとき、にわかに生理になった。これでは本宮参拝もできないと諦め、彼方に見える熊野本宮の森を伏し拝んで、歌を1首、詠んだ。
晴れやらぬ身のうき雲のたなびきて 月のさわりとなるぞかなしき
すると、その夜、和泉式部の夢に熊野権現が現われて歌を返した。
もろともに塵にまじはる神なれば 月のさわりもなにかくるしき
そこで和泉式部はそのまま参詣することができたという。
ナギと女性ということでいうと「名取ノ老女」という能の演目も思い浮かびます。
年老いて熊野を詣でることができなくなった陸奥名取(今の宮城県名取市)の女性の元に熊野からの山伏がナギの葉を手渡します。そのナギの葉には虫食いの文字で熊野の神様が彼女のために詠んだ歌が書かれていました。
道遠し 年もやうやう老いにけり 思ひおこせよ我も忘れじ
熊野は女性によって支えられてきた聖地なのです。